日本で働くことは大きな経験であると同時に、決して簡単ではない生活の変化でもあります。 インドネシア人労働者にとって、技能実習や特定技能などの就労・研修プログラムの参加者を含め、 最初の1年は、インドネシアとは異なる環境、言語、文化、働き方に慣れるための期間となることが多いです。
一方では、日本で新しい生活を始められたことへの誇りや期待があります。しかしその一方で、 職場文化の違い、言葉の壁、孤独感、家族への恋しさなどから、カルチャーショックやホームシックを感じることがあります。
新しい環境で暮らし始めた当初に戸惑いや居心地の悪さを感じても、適応に失敗したという意味ではありません。 それは順応の過程の一部である場合があります。大切なのは、直面している変化を理解し、 無理のない形で適応していくために何ができるかを知ることです。
以下では、日本で働く最初の1年間にカルチャーショックやホームシックと向き合うための方法を紹介します。
1. 比べ続けるのではなく、学ぶ姿勢でカルチャーショックに向き合う
カルチャーショックは、インドネシアで慣れてきた習慣と、日本での日常生活の習慣が異なるときに生じることがあります。
違いは、時間厳守、職場のルール、コミュニケーションの取り方、安全手順、ごみの分別、地域社会での生活習慣など、さまざまな場面に表れます。
日本の職場では、コミュニケーションと連携も重要な役割を果たします。 「報・連・相(報告・連絡・相談)」のように、仕事上の報告、情報共有、相談を重視する習慣に触れることもあるでしょう。
新しい習慣を「変だ」「間違っている」と捉え続けるのではなく、理解すべき仕組みとして見てみましょう。
見方を変える
国によって習慣や仕事の進め方は異なります。インドネシアで一般的なことが、日本でも同じように行われるとは限りません。
比べ続ける代わりに、次のように考えてみましょう。
「なぜこのルールが設けられているのだろう?」
習慣やルールの背景にある理由を理解すると、適応のプロセスがより楽に感じられることがあります。
職場環境を観察して学ぶ
同僚がどのようにコミュニケーションを取り、手順を守り、時間を意識し、仕事を進めているかを観察しましょう。
分からないことがあれば、遠慮せず丁寧に質問しましょう。 思い込みで進めてミスをするよりも、指示を正しく理解できているか確認する方がよい場合が多いです。
自分に時間を与える
適応に必要な時間は人それぞれです。
数か月で慣れる人もいれば、言語、仕事、環境、日常生活に順応するまでより長い時間が必要な人もいます。
遅れていると感じる必要はありません。日々の小さな成長に目を向けましょう。
2. 自分を孤立させずにホームシックと向き合う
ホームシックや故郷への恋しさは、いつでも生じる可能性があります。
家族、インドネシア料理、友人、家の雰囲気、以前は当たり前だった日常の習慣が恋しくなることもあります。
問題に直面しているとき、孤独を感じているとき、あるいは休日を一人で過ごしているときには、その恋しさがより強くなることがあります。
しかし、その気持ちとうまく付き合うためにできることはいくつかあります。
家族とのつながりを保つ
3. 秋(Aki)– 10月〜12月
テクノロジーを活用して、家族や身近な人とのコミュニケーションを続けましょう。
ビデオ通話やメッセージのやり取りは、家から離れていてもつながりを感じる助けになります。
ただし、バランスを保つことも大切です。インドネシアに帰りたい気持ちから、仕事以外の時間をすべて部屋の中だけで過ごすことのないようにしましょう。
新しい場所でも、自分なりの生活リズムや日常を作っていきましょう。
前向きな環境やコミュニティを見つける
同じインドネシア人と交流することは、同じ言語で話したり経験を共有したりしたいときに助けになります。
可能であれば、周辺地域を知り、同僚や地域の人々とも良い関係を築いてみましょう。
健全な人間関係を持つことは、孤独感を和らげるだけでなく、適応をよりスムーズに進める助けにもなります。
「家」の雰囲気を作る
可能であれば、ときどき好きなインドネシア料理を作ってみましょう。
インドネシアの食材は、国際食品店やオンラインショッピングで見つけられることがありますが、地域によって入手しやすさは異なります。
好きな料理を楽しむ、音楽を聴く、家族と話すといった小さなことでも、ホームシックを和らげる助けになることがあります。
周辺を散策する
休日を部屋の中だけで過ごさないようにしましょう。
住まいの周辺を散歩したり、公園に行ったり、自転車に乗ったり、新しい場所を訪れたり、自分の興味に合う活動を探してみましょう。
住んでいる地域を知れば知るほど、少しずつ居心地がよくなり、新しい日常を作りやすくなります。
3. 問題を長く抱え込まない
ホームシックになったり、適応に苦労したりすることは誰にでも起こり得ます。しかし、すべての問題を一人で抱えなければならないと思わないでください。
職場での問題、コミュニケーション上の困難、周囲とのトラブル、あるいは日常生活に影響するほどの強いストレスを感じている場合は、信頼できる人に相談してみましょう。
家族、友人、先輩、相談窓口や支援担当者などに話すことから始められます。
睡眠、食欲、仕事、日常生活に継続的な支障が出ている場合は、適切な支援を求めることをためらわないでください。
助けを求めることは弱さではありません。むしろ、問題を早めに把握することで、大きくなる前に対応しやすくなります。
4. 日本へ出発する前に心の準備をする
日本で働くための準備は、語学力や技術的なスキルだけではありません。
心の準備も重要です。
出発前に、日本で暮らし働くということは、これまでとは異なるルール、習慣、責任がある新しい環境に入ることだと理解しておくことが大切です。
現実的な期待を持つことで、後から困難に直面したときの戸惑いを軽減しやすくなります。
準備しておきたいことには、次のようなものがあります。
- 仕事に必要な範囲で日本語によるコミュニケーションができること。
- 日本の文化や日常生活について基本的な理解があること。
- 仕事における規律と責任感。
- 助言を受け入れ、失敗から学ぶ力。
- 環境や習慣の違いに向き合う準備。
- 問題に直面したときに助けを求める力。
出発前の準備が整っているほど、適応期間をより落ち着いて乗り越えやすくなります。
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